筑波大学名誉教授渡邊一郎(体育系・武道学)の旧蔵書398冊から成るコレクション。 近世武芸に関する貴重な史料を多く収集したものであり、 武道学あるいは日本学研究にとって重要な内容を含んでいる。 平成24(2012)年度受…
【ビデオ】鹿島神宮における日本刀奉納鍛錬の記録映像
筑波大学の酒井利信教授(体育系、当時准教授)が企画し、故宮入行平刀匠(人間国宝)の高弟である藤安将平氏が執り行いました。 武道は古来、信仰宗教と密接な関係を保ちながら発展してきましたが、特に鹿島神宮は剣の神であるタケ…
A級戦犯最期の剣道―地福義彦氏、聞き書き
酒井 利信(筑波大学大学院 准教授)月刊「武道」 2011. 2 不思議なご縁で地福義彦(じふくよしひこ)という剣道の先生から、戦後の剣道史にかかわる一般的には全く知られていない話をお聞きした。 それはご自身が、東条英…
フィンランド剣道紀行—異文化の中の日本文化 驚愕、感動そして感謝
酒井 利信(筑波大学) (日本武道学会剣道専門分科会ホームページより)2006. 2 昨年、北欧フィンランドに全剣連派遣講師として行かせていただいた。期間は2005年2月16日から5月1日 まで。大きな期待と半分以上の…
打突部位
長尾 進(明治大学) 月刊『剣道日本』2010年8月号掲載、「常識にクエスチョン」シリーズ所収 『剣道日本』誌の許可を得てここに転載します なぜ、打突部位は面、小手、胴、突の4箇所なのでしょうか? 現代の剣道での「打…
切り返し
長尾 進(明治大学) 月刊『剣道日本』2011年1月号掲載、「常識にクエスチョン」シリーズ所収『剣道日本』誌の許可を得てここに転載します 切り返しはいつ頃からするようになったのでしょうか? なぜ、「前四本、後五本」なの…
蹲踞(そんきょ)
長尾 進(明治大学)月刊『剣道日本』2010年7月号掲載、「常識にクエスチョン」シリーズ所収。 『剣道日本』誌の許可を得てここに転載します) 剣道では、なぜ蹲踞をするのでしょうか 剣道では、試合や立会の前後の礼におい…
剣道技術の成り立ち
長尾 進(明治大学) 「踏み込み足」の形成過程 剣道という身体運動文化の中核を成すものは、何といっても「有効打突」(一本)であると思います。現行の試合・審判規則における有効打突は、「充実した気勢、適正な姿勢をもって、…
刀剣の思想
酒井 利信(筑波大学) プロローグ1—「剣」「道」の文化性 1.「剣」の「道」 「剣」の「道」と書いて「剣道」という。 ここに剣道の意味深さがあるように思われます。 今日、日本中どこでも、さらに世界各地で、実に多くの…
武道に身心統合科学の可能性を探る ~嘉納治五郎の事績にならい、今をかんがえる~
酒井利信(筑波大学) 、前林清和(神戸学院大学)、寒川恒夫(早稲田大学)、永木耕介(兵庫教育大学)、長尾進(明治大学)、百鬼史訓(東京農工大学)、村田直樹(講道館)、大保木輝雄(埼玉大学)、藤堂良明(筑波大学)、真田久(…