Budo World

図書紹介

長尾 進『剣道文化誌』日本武道館

戦後、剣道は競技として飛躍的に発展してきた。試合での勝利を目指して努力する姿は尊いものであり、そうした面が剣道の普及•発展に貢献してきたことは確かである。一方、剣道を「文化」として捉えた場合、形(日本剣道形など)や日々の…

大保木輝雄『剣道その歴史と技法』日本武道館

剣道の技法は個人の力量だけを問題にするのではなく、相手と自分の「間」を軸とした剣術(剣の理法への気づき)へと展開した。本書は戦国末期から江戸時代初期を起点に、今日に至るまでの剣道の歴史的発辰の経緯を示した。戦国期以前の剣…

『絵図と写真にみる 剣道文化史』全日本剣道連盟

『絵図と写真に見る 剣道文化史』全日本剣道連盟 剣道のよりよい理解の促進を目的に、剣道文化に関するさまざまな絵図と写真などをふんだん使って視覚に訴える待望の一書がついにできあがりました。 多くの青年層の愛好者や研究者、諸…

中嶋哲也『近代日本の武道論』国書刊行会

中嶋哲也『近代日本の武道論』国書刊行会 武道はいかに語られてきたか 「術」から「道」という考えが誕生した明治期、「スポーツ化」という言説が登場した大正期、さらには古武道の「発見」まで――。膨大な資料を緻密に検証し、近代の…

酒井利信『刀剣の歴史と思想』日本武道館

酒井利信『刀剣の歴史と思想』日本武道館  日本独自の展開をみせてきた刀剣に関する思想を、中国、朝鮮など、東アジアにまでルーツをたどりながら、確かな史料を基に考察。古事記・日本書紀に語られる神話、平家物語・太平記などにみら…

酒井利信『日本精神史としての刀剣観』第一書房

酒井利信『日本精神史としての刀剣観』第一書房  日本人の刀剣に対する思いを、精神文化史の問題として解き明かした初めての書。  剣道の文化性についての問題意識から論を起こし、古代から近世までの精神史を考える。特に、そのルー…

酒井利信『日本剣道の歴史 A Bilingual Guide to the History of KENDO』スキージャーナル

酒井利信『日本剣道の歴史 A Bilingual Guide to the History of KENDO』スキージャーナル  2007年4月号から、2009年3月号までの2年間『月刊剣道日本』にて連載された「世界に発…